APTX4869の伏線まとめ、幼児化の条件やシルバーブレットと呼ぶ理由の考察 《追記:1回》

2019年9月8日 組織の目的が不老不死ではないと作者が答えていたのを知り追記。

組織目線でのAPTX4869

✔︎新開発した毒薬である
✔︎死体から毒が検出されない
✔︎組織は幼児化するとは知らない(ベルモットは知ってる)
✔︎試作段階である(組織は勝手に使ってたけど)
✔︎動物実験の段階で、1匹だけ死なずに幼児化したマウスがいる

 

宮野夫妻の研究

烏丸グループ(組織)に入る前

✔︎宮野厚司は学会で“マッドサイエンティスト”と叩かれていた
✔︎町医者の片手間にできる研究じゃない
✔︎研究をバックアップしてくれる施設について、エレーナの姉(メアリーでほぼ確定)は少し胡散臭いと言っている
✔︎宮野厚司の簡単に諦めたくないである

組織に入ってから

✔︎とても恐ろしい薬を作っている
✔︎ラボの仲間は夢のような薬と浮かれている
✔︎夫妻は願いを込めて“シルバーブレット”と呼んでいる
✔︎薬を完成させるために夫妻は子供たちとお別れしなければいけない
✔︎夫妻の研究所が火事になって薬の資料と一緒に夫妻も焼死した、不運な事故ということになっている

※宮野厚司は医者&科学者だが、エレーナは医者だけ。なのに一緒に研究していた?

灰原目線でのAPTX4869

✔︎死ぬつもりで飲んだのに幼児化(ラッキーなのか?必然なのか?)
✔︎毒を作っているつもりではなかった
✔︎灰原は薬の考案者である
✔︎死者を蘇らせる秘薬、だけどそんな夢のような薬じゃないと否定
✔︎ほとんどの人はその価値を見出せない
✔︎ピスコは、灰原が“ここまで進めていたとは…”と感心している(灰原が赤ちゃんだった頃、ピスコは夫妻から薬のことをよく聞かされていたらしい)
✔︎父と母が作った薬に関する焼け残った資料から薬を復活させただけ(嘘?)
✔︎薬を作るべきではなかったと後悔している
✔︎本当に作らされていたのは別の薬である⇨つまり、両親の研究と灰原の研究は違う?(夫妻は薬をシルバーブレットと呼んでいたのに、灰原は薬を作ったことを後悔している)、ということはAPTX486917年前のものと現在のものとで2種類ある?

解毒剤について

✔︎免疫ができるので(コナンくん=新一の)持続時間がどんどん短くなっている
 ・命がけの復活…約1日半
 ・白髪様…約24時間→約4時間
 ・ロンドン編…約24時間(時間を空けずに飲んだら持続時間は半減する)
 ・修学旅行…1回目と2回目の持続時間は不明、3回目は前日より短い
✔︎薬/白乾児を飲む際、風邪を引いている/健康ではない描写がある
 ・服部平次初登場回…明確に風邪を引いている(コナンくん)
 ・命がけの復活…銃で撃たれて手術したばかり(コナンくん)
 ・黒の組織との再会…元々カゼ気味(灰原)
 ・白神様…明確に風邪を引いている(コナンくん)
 ・ロンドン編…飛行機の中で「冷房が寒い」と言ってくしゃみをしていた(新一)
 ・ミストレ直前…コナンくんが風邪を引いていて、灰原はこの時潜伏期間?(灰原はミストレでは明確に風邪を引いていた)
 ・修学旅行…庇護さんストラップ回でくしゃみ、鼻水(コナンくん)、修学旅行の序盤では咳き込んでいる(新一)
✔︎ロンドン編では苦しまずに体を伸び縮みしていたのに、修学旅行編では再び苦しんでいる。ロンドン編で薬が改良されたわけではない?

灰原の嘘や秘密

✔︎焦げたMO…黒の組織との再会で、コナンくんと博士には一時的に着ていたつなぎに入れっぱなしにしていたからそのまま燃えてしまったと言っているのに、地下室でパソコンをいじっているときに持っている。一部焦げていて損傷が激しい。(MOがあるなら、わざと未完成の解毒剤を作っている?でも焦げててデータが全て読み込めないから未完成なのか?)
✔︎組織の目的や薬の研究の真実、コナンくんが組織が半世紀前から始めている極秘プロジェクトに深く関わっていること。半世紀前っていえばボスの烏丸が死んだ(ことになっている?)のも50年前だ。
 

あと、宮野厚司が30年前に勤めていた白鳩製薬って、烏丸グループとは対照的な名前だけど、何か意味があるのか。
白いハト…黒いカラス…
鳩は平和の象徴だが、烏は不吉・不幸を呼ぶと言われているらしい。
じゃあやっぱり宮野厚司の研究は元々は良い研究?そして組織に入ってからは悪い研究になった、とか。

リストの順番

17年前に死んだ羽田浩司と最近(25年前)死んだ(ことになっている)工藤新一が無造作に表記されている。50音順でもないので、灰原の言う通り血液型順?

副作用

メアリーは頻繁に寝ていたり咳き込んでいたり病弱な描写が強調されている。それにメアリーは「薬を手に入れたら反撃だ」と言っている、つまり今のままでは組織に立ち向かうことができないということ。メアリーは恐らく53歳、体力的に中学生と比べて勝っているとも思えない。中年の人が10代前半に戻れるなんてラッキー、元の体には戻りたくないって思わない?(そう思うのは私だけ?)コナンくんは蘭が好きだから新一に戻りたいだろうけど、メアリーはそういうのなさそうだし。
10年前の時点でメアリーは病弱な描写はなかったし、若返りを打ち消す程の副作用があるのではないか。
頻繁に風邪を引くコナンくん、あくびばかりしている灰原…何か関係があるのか。
メアリーはコナンくんや灰原よりも若返ってるし、副作用が重いのかも。

幼児化/若返りの条件について考察

現時点で幼児化や若返りをしているorしていると思われる人物は
✔︎江戸川コナン=工藤新一
✔︎灰原哀=宮野志保
✔︎メアリー
✔︎ベルモット(推測)
✔︎ボスの烏丸(推測)

薬の服用により死んだ人物
✔︎羽田浩司
✔︎アマンダ(死因が不明なので/推測)
✔︎灰原曰く「工藤新一を除く、あの薬を飲んだ人間全て

(18巻)  ©︎青山剛昌/小学館
私はこのマウス実験が引っかかり、なかなか納得のいく推理ができませんでした。
人間でもマウスでもおかしくない幼児化の条件や、幼児化した人間の共通点とは何だろうか。

✔︎血液型…(マウスの血液型と人間の血液型に共通点があるのかはわからないが)例えばRh-の血液型

日本人のRh陰性の頻度は0.5%で、白人の頻度15%に比べると相当低い率となっています。

AB型のRhマイナスの血液の出現率について
日本人ではRhマイナスは200人に1人、AB型は10人に1人ですから、同じAB型でRhマイナスの人は2000人に1人です。 (Rh血液型について - 日本赤十字社)

ベルモットは白人、メアリーは(恐らく)白人ハーフ、灰原は白人クオーター。
まぁ白人でも確率は低いけど…
コナンくんはたまたま?
“1ミリも許さない”でRh-AB型の夫婦が登場している、それがヒントなのか。

しかし納得のいかないポイントもある。
命がけの復活で、コナンくんは蘭の血を輸血している。
ということは蘭もRh-の血液型である必要がある。
そうコロコロとRh-の血液型の人間が身近にいるのか?
現時点でコナンくん=蘭の血液型は判明していないが、何かの伏線なのか?

✔︎何かしらのワクチン等を打たれているなど、後天的な理由唯一幼児化したマウスが何かのワクチンを打たれていたり、何かを吸い込んでいたりして幼児化する条件を後天的に取り入れている。
だから幼児化した人間も知らないところで何かしらの後天的な共通点がある

※なので、先天的な共通点である血縁”説を私は否定したい。
人間とマウスに血縁関係があるとはとても思えないので…
人間と象のDNAは2%しか違わない、というような話を聞いたことはありませんか?
ということはDNAを基準に考えたら全人類、全マウスが幼児化するはず。なので血縁説は違うかな、と思う。(ちょっと学問的すぎてよく分かんないけどね…)

宮野夫妻が薬を“シルバーブレット”と呼ぶ理由

(20巻)  ©︎青山剛昌/小学館
この「時の流れに逆らおうとする人は罰を受ける」というセリフが伏線なのでは。

ボスの烏丸は50年前に死んだはずの大富豪なので、かなりの高齢であると思われる。
もしボスが薬を飲むなどして何度も若返っているor不老不死であるなら、夫妻の研究していた薬は、最終的には自然の摂理に逆らっているボスが何らかの罰を受けるようにできている、と推測する。

この“罰”というのが具体的に何なのかはわからないが、組織の目的が不老不死なら、それを真っ向から否定するような罰。
完全な不老不死(or何度も若返ることで実質的に不老不死)なんてこの世に存在しない、時の流れに逆らう者には死より辛いことが待っている、ということ。
⚠︎組織の目的は不老不死ではないと、作者がインタビューで言っていました。なので、記憶移植とか?(分かりやすく言えば人格を乗っ取るということ。)ボスは実際に命令を出しているので生きていると思われるが…もしかしたらボスの大切な人を蘇らせたいのかも。SFでよくある展開。

つまり、時間差でツケが回ってくるということです。ボスが自滅すれば組織も解散するだろう。
ボスやベルモットなどの組織の中心部分が崩れたら、組織そのものを破滅させることができる、というわけ。

だから夫妻は、「薬を完成させるにはお別れしなきゃいけない」と言ったのだ。
薬の完成というのは、罰が下ることも含めて“完成”する。
しかし、罰が下るまでには時間がかかるので、お別れしたのだ。

ただこの“お別れ”というのが“”を意味しているのか、“逃走”を意味しているのかは今のところ分かっていない。

✔︎“死”を意味していた場合⇨夫妻は薬の資料と一緒に研究所ごと焼死しています。本当に焼死しているのなら、“罰を受けない薬”を完成させないために薬の資料とともに焼身自殺したのでしょうか。
✔︎“逃走”を意味していた場合⇨“罰が下る”であろう時期に夫妻が復活、本編に登場する。

こう仮定すると、先ほどの 両親の研究と灰原の研究は違うAPTX4869は17年前のものと現在のものとで2種類あるのも辻褄が合う。
灰原が研究していたのは“罰を受けない薬”、夫妻が研究していたのは“罰を受ける薬”。
※灰原の薬は試作品なので未完成、夫妻の薬は完成しているが罰を受ける、どちらにしろ不老不死は無理、ということ。

とはいえ、どちらも基本的には毒薬?
気になるのが、17年前に死んだ羽田浩司と最近死んだ(ことになっている)工藤新一が同じリストに載っていること。
灰原の作った薬はあくまで試作品で、実用したのは工藤新一が初めて。その後すぐに工藤新一の死亡が確認されているわけではないので、不審に思った組織が使用を中止した可能性がある。(ジンが死亡を確認せずに立ち去るから…)

よって、工藤新一以外の死亡者は全て宮野夫妻が開発した薬を飲んで死亡しているのかもしれない。 →やっぱ違うかも、新一の死亡が「不明」で焦り始める前までは使ってたのでは?不審に思ってた間は使ってなかったけど、その後また使い始めたか、灰原が逃走したので薬の研究が滞りストックも使い果たしたてしまい、以来は宮野夫妻の薬を使ったのかも…
だからメアリーは約40歳も若返ったのかも?

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